機関誌『美夫君志』
美夫君志会にて編集、発刊している学術雑誌です。
創刊号~第20号| | 第21号~第40号| | 第41号~第60号| | 第61号~第80号| |
第81号~第100号| | 第101号~| |
第100号(令和2年3月) |
|
---|---|
万葉から平安和歌へ ―大きな流れを考えるために― |
浅田 徹 |
橘宿祢賜姓を願う表と大伴家持 | 奥村 和美 |
高橋虫麻呂の〈伝説歌〉の性格について ―〈東国伝説歌〉と〈畿内伝説歌〉との相違― |
錦織 浩文 |
上代日本語の文章・文体と表記 ―読み手・書き手の観点から考える― |
尾山 慎 |
王を詠む ―山部赤人の吉野讃歌第二歌群― |
鈴木 崇大 |
近世の用字法研究における訓仮名の位置づけ ―『古事記伝』の影響に注目して― |
𠮷岡真由美 |
第99号(令和元年10月) |
|
追悼特集 | |
弔辞 | 菅野 雅雄 |
追悼 加藤静雄先生 加藤静雄先生年譜及び業績 |
菊川 恵三 |
研究 | |
『万葉集』巻二、一五六~一五八番歌に就いての二・三の疑問 | 菅野 雅雄 |
万葉集巻十九から巻二十へ ―越中時代から帰京後へ― |
村瀬 憲夫 |
『萬葉集』の歌表記にみる活用の認識(上) | 廣岡 義隆 |
春苑桃李歌の成立 ―それぞれの花が放つ光を視野に― |
佐藤 隆 |
詠まれた時点に歌の解釈を考える ―天平勝宝九歳・天平宝字元年を中心にして― |
市瀬 雅之 |
神岳の山の黄葉 | 井上さやか |
第98号(平成31年4月) |
|
万葉集と「仮名」 | 乾 善彦 |
「好去好来歌」の性格 | 菊地 義裕 |
万葉の夢歌とその展開 | 菊川 恵三 |
万葉集巻二十の性格 ―「移りゆく時」をめぐって― |
村瀬 憲夫 |
木簡における上代特殊仮名遣いの「違例」について | 軽部 利恵 |
『萬葉集』の「屍」歌と「死人」歌 ―大伯皇女歌の「屍」をめぐる基礎的考察― |
上野美穂子 |
第97号(平成30年10月) |
|
「紅の赤裳」 という表現 ―裳のいろいろ (後)― |
上野 誠 |
「(恋ひ) 忘れ貝」 と 「(恋ひ) 忘れ草」 | 村田右富実 |
笠金村 「養老七年吉野行幸歌」 について | 廣川 晶輝 |
高市黒人 「羈旅歌八首」 考 ―その同時代性と独自性をめぐって― |
関谷 由一 |
第96号(平成30年3月) |
|
古代日本語 「しかすが」 歌枕 「しかすがの渡り」 考 | 和田 明美 |
「哀二傷長逝之弟一歌」 論考 ―「鄙」 にある 「あれ」― |
原田直保美 |
輻湊するまなざし ―「太上皇、難波宮に御在しし時の歌七首」及び家持の追和をめぐって― |
佐藤 陽 |
平城京二条大路出土木簡の 「山東山南」 詩について | 仲谷健太郎 |
第95号(平成30年1月) |
|
『万葉集』 からみた古代交通制度の運用実態 | 市 大樹 |
万葉集巻十三、三二二三・三二二四歌の解釈をめぐって | 大島 信生 |
岩代の〈結び松〉 ―万葉集巻二挽歌部冒頭歌群についての考察― |
倉持しのぶ |
第94号(平成29年3月) |
|
天平における「歌」の文学空間の創出 ―旅人から家持へ― |
西澤 一光 |
『万葉集』における反復表現の表記 ―変字法とその周辺― |
奥田 俊博 |
上代を中心とするラフ型動詞 | 中垣 徳子 |
第93号(平成28年12月) |
|
美濃行幸と養老改元 ―変若水の滝と醴泉の伝承― |
仁藤 敦史 |
『万葉集』から平城宮を考える | 渡辺 晃宏 |
笠金村「娘子に誂へられて作る歌」について | 廣川 晶輝 |
譬喩歌の輪郭 ―名詞分布の比較を通じて― |
仲谷健太郎 |
第92号(平成28年3月) |
|
万葉集仙覚校訂本における親行本の扱い |
田中 大士 |
万葉集仮名主体表記歌巻における単音節訓字 ―巻十七を中心に― |
尾山 慎 |
こころを解くわざ ―『万葉集』 巻十六・三八〇七番歌と左注の検討― |
佐藤 陽 |
「籠毛與 美籠母乳」 の注釈史再考 |
池原 陽斉 |
第91号(平成27年11月) |
|
「彼夢 見継哉」 の訓みと理解 ―契沖・澤瀉説を検証する― |
菊川 恵三 |
近江荒都歌の構造と視点 ―「いかさまに思ほしめせか」 と 「諾しこそ」― |
月岡 道晴 |
仮名 「香」 から見る字音語 「か香」 の可能性 ―万葉歌中の 「香」 の用法を中心に― |
李 敬美 |
あさなぎ木簡を刻んだ人 ―その性別と階層― |
竹本 晃 |
第90号(平成27年3月) |
|
『日本書紀』 の 「皇祖」 をめぐって ―巻二・巻三における叙述の基点― |
金沢 英之 |
山上憶良の語彙をめぐる諸問題 ―「沈痾自哀文」 を中心に― |
高松 寿夫 |
羈旅歌における望郷表現に関する一考察 ―巻七・一一七五歌の方法― |
中川明日佳 |
「白雪応詔歌群」 の歴史的背景 ―太上天皇を視座において― |
市瀬 雅之 |
第89号(平成26年11月) |
|
万葉のアシ・オギとススキ (オバナ) 後篇 ―万葉人はどう区別したか― |
木下 武司 |
万葉集編纂構想論の未来 | 城﨑 陽子 |
笠金村 「播磨国印南野行幸歌」 について | 廣川 晶輝 |
発話表現における話し手と聞き手 ―万葉集の 「いふ」 の性質― |
阪上 望 |
第88号(平成26年3月) |
|
万葉のアシ・オギとススキ (オバナ) 前篇 ―万葉人はどう区別したか― |
木下 武司 |
萬葉集巻第七の配列 ―諸本間の異同をめぐって― |
山﨑 健司 |
多変量解析を用いた万葉短歌の声調外在化について | 村田右富実 川野 秀一 |
大伴坂上郎女の 「祭神歌」 | 井ノ口 史 |
第87号(平成25年11月) |
|
万葉律令考補 ―「検税使大伴卿」 と 「七出例」 を中心に― |
丸山裕美子 |
『萬葉集』 における 「詠物」 と 「寄物」 | 白井伊津子 |
「献新田部皇子歌」 訓読試論 ―「茂座」 借訓説をめぐって― |
池原 陽斉 |
上代日本語における視覚の対象と現実/非現実領域 | 小出 祥子 |
第86号(平成25年3月) |
|
『千字文』の受容 ―『萬葉集』を中心として― |
奥村 和美 |
続日本紀宣命「天地の心を労み重み」 「天地の心も労く重く」をめぐって | 根来 麻子 |
豊玉毗賣神話の歌謡 ―「戀心」との関連を中心に― |
室屋 幸恵 |
「羇旅」歌考 ―大伴喞傔従等の「悲傷羇旅」歌の場合― |
関谷 由一 |
第85号(平成25年2月) |
|
奈良時代、下級官人が文章を書く時(下) ―風土記中の引用の「者」と、語順の不要な倒置をめぐって― |
中川ゆかり |
「白雪応詔歌群」の構想 | 市瀬 雅之 |
柿本人麻呂「日並皇子殯宮挽歌」の方法 ―反歌をめぐって― |
高桑枝実子 |
倭建命物語における思国歌 ―被派遣者という視点から― |
小野 諒巳 |
第84号(平成24年3月) |
|
万葉集巻一・七八番歌は元明御製であったか | 新沢 典子 |
《来鳴く》ことへのこだわり ―越中時代の家持のホトトギス詠をめぐって― |
新谷 秀夫 |
奈良時代、下級官人が文章を書く時(上) ―風土記中の引用の「者」と、語順の不要な倒置をめぐって― |
中川ゆかり |
第83号(平成24年1月) |
|
山部赤人の紀伊国行幸歌考 ―神代よりしかぞ尊き玉津島山― |
村瀬 憲夫 |
高橋虫麻呂浦島伝説歌に関する一考察 ―「世間の愚か人の」を中心として― |
錦織 浩文 |
部類歌巻の編纂 ―「旅の歌」を部類すること― |
城﨑 陽子 |
旅人の亡妻挽歌の構成 ―「道上」歌群と「故郷家」歌群について ― |
原田直保美 |
第82号(平成23年3月) |
|
「あさなぎ木簡」における「也」字 | 鈴木 喬 |
萬葉集における「道」「路」「●」 | 尾山 慎 |
遣新羅使人贈答歌群考 | 小田 芳寿 |
関東行幸歌群の構想 ―巻六の編集を視野に入れつつ― |
市瀬 雅之 |
第81号(平成22年12月) |
|
八世紀の文芸サイクル ―地方から中央へ― |
飯泉 健司 |
語句分離方式の成立 | 廣岡 義隆 |
巻八の相聞贈答 ―一六三三~一六三五歌を中心に― |
影山 尚之 |
山上憶良「哀世間難住歌」の題詞の「哀」について | 廣川 晶輝 |