機関誌『美夫君志』

美夫君志会にて編集、発刊している学術雑誌です。

第60号(平成12年3月)

 

研究  
「具書・略書」考 乾  善彦
天智朝挽歌をめぐって 大浦 誠士
藤原仲実と『萬葉集』 ―「次点」加点者の可能性― 新谷 秀夫

第59号(平成11年11月)

 

研究  
三つの島 ―周防の国麻里布の浦を行く時の歌八首― 伊藤  博
社交情歌 ―万葉集恋歌の再分類と復元の試み― 辰巳 正明
「額田王」の胎動 ―八世紀の《初期万葉》から七世紀の〈初期万葉〉へ― 梶川 信行
俗信問答二八〇八~九歌考 新谷 正雄

第58号(平成11年3月)

 

研究  
贈答歌群の成立 ―藤原麻呂・大伴坂上郎女贈答歌群をめぐって― 真下  厚
人麻呂の転義的(懸詞的)枕詞 ―音と意味との関わりから― 八木 京子
万葉集における希望の終助詞「な・ね・なむ」について 新沢 典子
白雪応詔歌群と大伴家持 ―賀と雅の競演―  佐藤  隆

第57号(平成10年12月)

 

研究  
万葉集巻十三の編纂資料 ―「或本」「或書」「古本」について― 村瀬 憲夫
大伴家持の悲緒を申ぶる歌 廣川 昌輝
家持の宮廷讃歌 ―長歌体讃歌の意義― 松田  聡
上代語における終助詞「や」「か」 ―承ける語にみる特徴― 堀尾香代子

第56号(平成10年3月)

 

研究  
幻想のヲトメ ―家持のヲトメ像の形成― 菊池 威雄
伊久里の杜(巻一七―三九五二番歌)考 北谷 幸册
漢文脈と和文脈 ―風土記の訓読から― 廣岡 義隆
虚構の風景 ―古代和歌史の展開― 犬飼 公之

第55号(平成9年10月)

 

研究  
人麻呂歌集における枕詞の位相 ―タマホコノをめぐって― 岩下 武彦
大宝元年紀伊行幸歌の配列について 村田右富実
「貧窮問答歌」論 ―「作」字の文学性をめぐって― 高  潤生
万葉集巻十三の編纂 ―左注の検討― 村瀬 憲夫
大年神系譜の考察 志水 義夫

第54号(平成9年3月)

 

研究  
天平二年皇后宮踏歌考 藤原 茂樹
廣瀬本万葉集目録に関する二三の問題 北井 勝也
田辺福麻呂の難波宮讃歌の表現 塩沢 一平
家持の陳私拙懐一首 ―万葉讃歌の終焉― 松田  聡

第53号(平成8年10月)

 

研究  
憶良の漢語表現 ―「為天不幸」― 小島 憲之
「俊成本萬葉集」試論 ―俊成自筆『古来風躰抄』の萬葉歌の位置― 山崎 福之
憶良の祖餞歌 東  茂美
万葉集歌に見える白話的表現 平松 秀樹

第52号(平成8年3月)

 

研究  
「春」への愛惜 ―家持の表現3― 高野 正美
遊覧布勢水海賦 ―家持の方法― 菊池 威雄
類聚古集における意改 北井 勝也
哀世間難住歌と家持 ―家持初期長歌三群制作の側面― 大越 喜文

第51号(平成7年10月)

 

研究  
天智天皇と鏡王女の贈答歌について 新谷 正雄
高橋虫麻呂の作歌年代 菅原  準
家持の教喩歌 ―「尾張少咋を教へ喩す歌」歌群を中心に― 佐藤  隆
『美夫君志』内容別・論文目録(1号~50号)  
『美夫君志』執筆者別・論文目録(1号~50号)  

第50号(平成7年3月)

 

研究  
<音>喩の諸相 ―風土記地名起源譚の場合― 近藤 信義
神話テキストとしての草壁皇子挽歌 神野志隆光
柿本人麻呂留京三首と伊勢行幸 福沢  健
大伴家持の挽歌二首をめぐって 太田 豊明
つらつら椿 守屋 俊彦

第49号(平成6年10月)

 

研究  
寿歌の変容 ―賀陸奥国出金詔書歌― 菊池 威雄
故太政大臣藤原家の山池を詠む歌 池田三枝子
人麻呂「献呈挽歌」試論 倉持しのぶ
「初月」考 森本 文子

第48号(平成6年3月)

 

研究  
天平の時代思潮と出金詔 ―家持の賀出金詔書歌の序説として― 菊池 威雄
遣新羅使人雪宅満挽歌に関する試論 影山 尚之
万葉集巻十七の教えるもの ―十七巻本の存在を確認― 伊丹 末雄
古事記に於ける婚姻表現 ―<婚>字の担うもの― 鈴木 京子

第47号(平成5年11月)

 

研究  
筑紫文学圏の一方法 ―追和歌をめぐって― 大久保廣行
大宰帥大伴旅人の傔従等の歌 神野 富一
伊予の高嶺の射狭庭の岡 ―山部赤人の伊予の温泉の歌― 坂本 信幸
大伴家持・坂上大嬢と藤原郎女 
―萬葉集巻四・七六五~七六八番歌の論―
鈴木 武晴

第46号(平成5年3月)

 

研究  
大和には群山ありと ―万葉集第二番歌の訓について― 伊丹 末雄
万葉集の露 ―人麻呂の表現とその背景― 寺川真知夫
一字一音表記の文体意識(一) 江口  洌
<環境>としてのみやび ―坂上郎女一五九二番歌について― 浅野 則子

第45号(平成4年11月)

 

研究  
雪歌の一系譜 ―天武の雪と人麻呂の雪― 渡辺  護
天智挽歌群・姓氏未詳婦人作歌 武尾 和彦
国つ御神のうらさびて ―荒都と祭祀と― 飯泉 健司
「若くありきと吾が思はなくに」 ―紀一一七番歌における嘆きの表現― 谷口 雅博

第44号(平成4年3月)

 

研究  
大国主と少名毘古那の国作りの段をめぐって 中村 啓信
東歌「信濃国相聞」四首 加藤 静雄
越中守大伴家持とホトトギス ―歌友大伴池主を中心として― 佐藤  隆
赤猪子物語にみる<老>表現 ―相聞歌の基盤として― 青木 周平
樹下の宴 ―「活道の岡」と「庄の門」の宴歌― 近藤 健史
赤人の「望不尽山歌」をどう論ずるか(その二) 梶川 信行
山岳神性讃美表現の性格 吉村  誠
山吹の立ちよそひたる山清水 ―十市皇女挽歌と三輪・土師― 影山 尚之
遣新羅使人歌群の編纂と大伴家持 ―「古挽歌」を中心に― 市瀬 雅之
かづら・かざし考 ―万葉集から三代集へ― 菊川 恵三

第43号(平成3年10月)

 

研究  
万葉のモモ 櫻井  満
虫麻呂風土 ―連作的手法について― 清原 和義
有間皇子歌私考 岩下 武彦
神代よりしかぞ貴き玉津島山 ―山部赤人の玉津島讃歌― 村瀬 憲夫
阿騎野歌成立考 廣岡 義隆
鷹歌二首と大伴家持 佐藤  隆
黒人の宴席歌 竹尾 利夫
万葉の黒髪 ―<髪>の表現をめぐって― 島田 修三
三山歌と住吉大社 梶川 信行
高橋虫麻呂の業績 ―万葉集巻九・虫麻呂歌集・常陸国風土記― 山田  正
奈具社伝説の形成 ―ワナサの視点より― 藤原 茂樹
藤原宮御井歌 ―発想の源泉をめぐって― 城﨑 陽子
家持の防人観 ―天平勝宝七歳の二月八日― 市瀬 雅之
旅人作歌の性格 ―七九三番歌を中心として― 加藤  清
「不尽の雪」再考 菅野 雅雄

第42号(平成3年3月)

 

研究  
雑歌 ―初期和歌の基底― 森  朝男
万葉集から古今集へ ―短句体和歌の形成― 辰巳 正明
大伴旅人「亡妻挽歌」の形成 村田 正博
“日の皇子”から“光の君”へ ―漢文天子伝の仏教的変貌と『源氏物語』― 蔵中しのぶ
赤人の「望不尽山歌」をどう論ずるか 梶川 信行

第41号(平成2年10月)

 

研究  
飛鳥の神奈備山 櫻井  満
日並皇子挽歌と<誄詞>の受容 ―天武殯宮奉誄儀礼との関わりから― 上野  誠
万葉集巻十三・三二三二番歌の背景 ―丹生神人と筏をめぐって― 飯泉 健司
不尽の雪 ―梶川信行氏の論を読んで― 菅野 雅雄

▲このページのTOPにもどる