機関誌『美夫君志』

美夫君志会にて編集、発刊している学術雑誌です。

第40号(平成2年3月)

 

研究  
万葉集巻十九融合表記の特質 ―訓字主体表記説への疑問― 中村  昭
但馬皇女歌群の物語世界 ―一一五番歌の考察を中心に― 牧野 正文
万葉の柳歌と漢詩の受容 菊川 恵三

第39号(平成元年12月)

 

研究  
万葉集の編纂について ―最近読んで啓発されたもの― 伊丹 末雄
聖武朝の≪宮廷歌人≫たち ―その官職の検討を中心に― 梶川 信行
「亡妾悲傷歌」の文脈 ―特に長歌作品の意義について― 清水 明美
宝亀元年十一月六日における湯原王の生存の可否 服部 紀子

第38号(平成元年3月) 松田好夫先生追悼号

 

研究  
万葉における造語 扇畑 忠雄
雄略天皇論 ―再び万葉集巻頭歌をめぐって― 菅野 雅雄
古事記冒頭の文脈論的解釈 毛利 正守
「八多籠」私按 米田  勝
柿本人麻呂歌集七夕歌の採録 ―一九九九番歌の解釈を通して― 岡  久生
「阿良多麻能 伎倍乃波也之爾 奈乎多弖天」考 加藤 静雄

第37号(昭和63年8月)

 

研究  
磐姫皇后歌群の成立をめぐって 市瀬 雅之
虫麻呂の地名表現 ―東国関係歌をめぐって― 大石 泰夫
上代の「トフ」と「トフ」に付く助詞をめぐって 寺田 惠子

第36号(昭和63年3月)

 

研究  
歌の表現と理解 西宮 一民
孤字と孤語 ―万葉集本文批評の一視点― 工藤 力男
大伴家持の歌一首 ―類型からの接近― 真下  厚
万葉の第二期から第三期へ ―志貴皇子小論― 廣岡 義隆
古事記における「婚」の訓読 菊川 恵三

第35号(昭和62年7月)

 

研究  
大仏歌の不在 ―家持論の一環として― 川口 常孝
額田王の天智大殯の時の歌 平野由紀子
万葉集の山斎の歌 ―その特質と作歌基盤をめぐって― 近藤 健史
巻一三と大伴家持 星野 五彦
「登筑波山歌」考 佐藤 政司

第34号(昭和62年4月) 津之地直一先生古稀記念論文集

 

研究  
本文校訂をめぐって ―家持の蒼鷹の歌を中心として― 小島 憲之
憶良七夕歌の意義 伊藤  博
坂上郎女の用語をめぐって 浅見 徹
一三番「高山波雲根火雄男志」の解釈をめぐって 毛利 正守
夢裏習賜御歌 加藤 静雄
④四八四の解 ―「如此所待者」をめぐって― 片山  武

第33号(昭和61年9月)

 

研究  
『万葉集』巻十七家持「独居平城故宅作歌」の意味 吉村  誠
石川女郎・大伴田主贈報歌の形成 福沢  健
スメミマ考 西條  勉
赤人歌「鳥の声」の発想 ―讃歌性について― 多田  元
大伴家持の亡妾歌群 ―「秋風」をめぐって― 佐藤  隆

第32号(昭和61年4月)

 

研究  
日本琴の周辺 ―大伴旅人序説― 梶川 信行
大伴旅人「讃酒歌」の構成をめぐって 加藤  清
大伴旅人試論 ―神仙説へのかたむき― 菅野 雅雄

第31号(昭和60年10月)

 

研究  
〈見れど飽かず〉の考察 ―その意味と用法をめぐって― 島田 修三
東歌「うけら」の風土圏 中金  満
龍田・岩瀬森考 廣岡 義隆
「美夫君志」総目次(創刊号―第30号)  

第30号(昭和60年3月)

 

研究  
いささ群竹 尾崎 暢殃
「不清照月夜」のもつ位置 ―万葉集の清なるものの流れより― 関本みや子
旅愁詩人「黒人」の戯笑歌 ―意吉麻呂との交流で得たもの― 石川 弥作
大伴坂上郎女の返歌における構成について 中島 弘子
風土記地名説話の類音の基準について 上森 鉄也
風土記巡行説話成立考 吉田比呂子

第29号(昭和59年6月)

 

研究  
大伴氏の出自(下) ―『万葉集』四○九四番歌をめぐって― 菅野 雅雄
万葉集巻十九表記の位相 中村  昭
東歌「沿道歌謡」小考 中金  満
譬喩歌二首(⑪二八二八、二八二九)の訓釈について 片山  武
「はるばる」 真鍋 次郎

第28号(昭和59年3月)

 

研究  
咲く花の薫ふがごとく ―藤花の宴から讃酒歌へ― 伊丹 末雄
喩族歌 ―家持の「ますらを」意識― 下田  忠
万葉集の風 川村幸次郎
阿倍女郎 屋部坂歌考 米山 敬子

第27号(昭和58年8月)

 

研究  
大伴氏の出自(上) ―『万葉集』四〇九四番歌をめぐって― 菅野 雅雄
泣血哀慟歌或本歌の資料性 竹尾 利夫
柿本人麻呂「泣血哀慟歌」論 ―「妹」別人・「二首」接合― 山田  正
万葉集における『ユク』の訓字 ―人麻呂歌集を中心に― 板垣  徹
類聚歌林と万葉集 ―人麻呂歌集との関連に於いて― 松田 福子
笠女郎の歌とその表現 黒田久美子
遣新羅使歌群の長歌 ―配置の意図と機能― 壬生 幸子
巻十二「水尾不絶者 後毛吾妻」の訓釈について 片山  武
「多胡の嶺」発想試論 中金  満

第26号(昭和57年3月) 松田好夫先生喜寿記念論文集

 

研究  
暮年三省 ―「霏微」再考― 小島 憲之
「み諸は人の守る山」 ―孤語の解釈をめぐって― 土橋  寛
話者としての持統 中西  進
万葉における巻頭雄略歌の論(一) ―古代王権と聖婚について― 松原 博一
「あが情利の生戸も無き」の訓義 西宮 一民
万葉の物語歌・序説 大久間
喜一郎
万葉集宴席歌考 ―天平十八年八月七日、
大伴家持の館の集宴歌十三首―
森  淳司
家持と池主 ―二首の賦とその敬和について― 橋本 達雄
人麻呂の用語 ―献呈頌歌を材料に、語彙論的に― 浅見  徹
日本霊異記における文末助辞「也」の訓読について 其の一 八木  毅
沙弥満誓と無常感 佐藤 隆昭
古事記冒頭の論 ―造化三神をめぐって― 菅野 雅雄
万葉集巻七雑歌部の編纂について 村瀬 憲夫
万葉「歌枕」の成立 ―詠み合はせ・伝聞表現・既定表現から― 廣岡 義隆
万葉集の「す」について 片山  武
みやびとひなび ―遣新羅使・防人の歌いぶり― 石川 弥作
万葉集語彙対比攷 津之地直一
文芸の風土(一) ―大和盆地南部・中央部― 稲垣 富夫
「持統女帝と柿本人麻呂」小考 
―天武挽歌・星をうたう歌をめぐって―
服部喜美子
万葉集暦日記載の問題点 加藤 静雄
赤人の紀伊従駕歌 ―その成立をめぐって― 佐藤  隆

第25号(昭和56年3月)

 

研究  
相聞感情と表現 ―巻十一・十二相聞歌をめぐって― 板垣  徹
持統四年の競舟 ―吉野讃歌考― 廣岡 義隆
石見相聞歌論 ―死ニ向カヒシ時ノ歌― 山田  正
紐解き放けて立ち走りせむ 下田  忠

第24号(昭和55年3月)

 

研究  
志貴親王挽歌論序説 ―親王薨去時と挽歌制作時と― 梶川 信行
最後の宮廷歌 ―田辺福麻呂― 熊野  直
四四三番歌「衣不干」の訓みと解釈をめぐって 板垣  徹
「今夜は鳴かず」考 ―無の美― 川村幸次郎
しばしば君を思ふ此頃(一九一九)をめぐって 真鍋 次郎
「年魚市潟」の周辺 田辺  爵

第23号(昭和54年3月) 創立四十周年記念特輯

 

研究  
日並皇子試論 菅野 雅雄
人麻呂の「黄葉」 ―万葉の「もみち」の中で― 服部喜美子
上野国歌私見 ―東歌論のための覚書(一)― 森  淳司
人麻呂の妻の挽歌に於ける妹 松田 好夫
万葉のいぶき ―風土と人― 犬養  孝
語の性格 ―万葉語「晩蝉」の場合― 小島 憲之

第22号(昭和53年3月)

 

研究  
紅匂ふ桃の花 ―家持の四一三九歌の背景― 伊丹 末雄
憶良の長歌体挽歌表現における独自性 下田  忠
柿本人麿の近江関係歌における朧化表現
―「近江荒都歌」「吉備津采女歌」―
山田  正

第21号(昭和52年2月)

 

研究  
山部赤人の吉野自然詠再考 ―その讃歌の新しさ― 服部喜美子
万葉集の露 ―万葉人の美意識― 川村幸次郎
藤原宇合と高市黒人 ―古集編者をめぐって― 村瀬 憲夫
日本挽歌序について 杉浦 茂光
「朝川渡る」の解釈について 藤田  勝
解説  
東歌に於ける伝誦歌 津之地直一

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